れぷすたぶろぐ

思ったことを適当に書く

EEIC後期実験

こんにちは。EEICの闇に包まれているRepsterです。

EEICの後期実験が思ったより学びみがあったので、とりあえず書けることだけでも書いておくと参考になったりするのかなと思ったので書いておくことにしたが、ただの感想文になってるので参考にならなさそう。書くこと思い出したら追記する予定。

(というかこの内容見られたら一瞬で特定されてしまう気がしてる)

1. OpenCV/OpenGLによる映像処理

nemr先生担当。OpenCV/GLというmacOSでは非推奨になった過去のものを使って、映像加工とかしてみよう!な実験。前提講義は特にないが、映像メディアとかヒューマンインターフェースとか取ってるとやや関連が見えたりはする。直接の関係はあまりないけど。C++を使うが別にC++知らなくてもCの知識でいける。

前半はチュートリアルがしっかりあって後半は自由課題という形なので、ある程度は何すればいいかわかる親切設計。でも周りの自由課題の完成度が高くてややつらみはある。FaceRigみたいなのとかガチシミュレーションとかもうなんもかてへん。

リッチな映像表現を簡単に作るという意味ではUnityとかの方が遙かにいいと思うが、あえて古典的なOpenCV/GLでやるのは演習としては正解だと思う。OpenCVは画像処理の論文とかを元に実装された関数が多く含まれていて、頑張って実装しなくても元からあるものでいろいろ作れてしまう。たとえば顔を検出してモザイク掛けたりが簡単にできたり。

私は自由課題でオーディオ スペクトラムアナライザを作った。友人に「音楽使うならスペクトラム表示したりしたらいいんじゃね」かなにか言われてせやなってなったので作った。原理は簡単で、FFTしてスペクトラムを計算して、あとは音楽の再生時間に合わせて表示するだけ。音楽の再生にはOpenALを使ってFFTは前期実験のものを流用したので、特に難しくなかった。

これではできるやろって感じなので、テンポに合わせてスペクトラムの色を変える仕掛けをした。これは実は金1の言語処理の講義中に音声の自己相関を取る話があって、テンポ検出も自己相関から出せたりするのかな?と思ったところから連想した。テンポ検出は「C/C++言語で音声ファイルのテンポ解析を行うサンプルプログラム」を参照した。これも実装自体は難しくなかったし、FFTの処理に書き加えるぐらいで済んだ。

ちなみにここまで楽したのは発表の前日が応用情報技術者試験でデスマを避けたかったから。楽したわりに案外評判がよくてびっくりした。見た目にもうちょっと凝りたかった感じは若干ある。

2. マイクロプロセッサの設計と実装

ire先生担当。プロセッサをVerilogで実装してFPGA上で動かしてみよう!な実験。前提講義はディジタル回路とコンピュータアーキテクチャ、ハードウェア設計論あたり。ISAってなんぞやっていうレベルだとやや厳しいか?という印象。動かないときにはアセンブリたどった方がいいので、その辺の知識があるとやや便利。

今年から実装するISAがRISC-Vになって、最終的にCoreMarkでベンチマークスコア出すようになった。なんちゃってISAじゃなくてしっかりしたISAなのでその点はめちゃめちゃ評価できるし、CoreMarkで商用プロセッサと比較できるので楽しいのだけど、CoreMarkがちゃんとしたベンチなので動かすのがしんどすぎる。10日目の発表時点で13人中4人しか動かないという悪夢。テストプログラムは所詮テストに過ぎないので、テストプログラムで網羅できていないバグがCoreMarkで発覚したときの絶望感が半端ない。でもたしかにつらいのはつらいが、動いたときの達成感はめちゃめちゃある(脳汁ドバドバ出た)し得るものもたくさんあったので、総じてよい実験だった。

自分で考えたり調べたりするのももちろん大切だけど、TAとかつよい友人の近くにいていろんなこと聞きながら作るのが一番早そう。私は黒いゴマな人とかセグフォってる人とかよもってる人あたりと雑談相談しながらなんとか仕上げた。アーキの講義でふわっと「ホンマに実装できるんか?」と思ってたことが、実感を伴った「ホンマに実装できるんか?」になった。ちょっと進歩。

ピュロアーキの教科書をまずコピペしてRISC-V用に書き直した感じなので特に凝ったことはしてないし、RV32I以外に命令も加えてないし、パイプラインなどの追加実装もしてない。私のスコアは42 CoreMarkで、30MHzで動作しているので1.4 CoreMark/MHzだった。前半組の発表時点では暫定1位タイ*1

AMD初めてのx86プロセッサのAm386DXが40MHzで24.27 CoreMark、0.61 CoreMark/MHzなので、それよりはチョットデキルプロセッサが作れたことになる。Netburst世代のCeleronが2GHzで2748 CoreMark、1.37 CoreMark/MHzなので、1サイクルあたりでは大体同じらしい。動作周波数が全然違うのでなんもかてへんけど。

改良できたら研究室にふらっと来てFPGA使っていいよって言われてるので、パイプラインぐらいは実装したいな〜と思っているができるとは言ってない。

他にあんまり文字で書けるようなことはないのだけど、Verilogって回路なんだなあ(詠嘆)というお気持ちになれた。回路の気持ちになるですよ〜。

3. システムエレクトロニクス

(2019.09に書いてるので忘れています)

ikd先生担当。FPGAでハードウェアとソフトウェアの違いを知ろう!という実験。Verilogを書く。前提講義はハードウェア設計論ぐらい?

ハードウェアの並列化を意識して書くのが大事という話。私はライフゲームを作ったが、あまりにも王道という感じであまり面白くはなかった。並列化するまでもないものを作るとうーんみが生えてしまう感じ。かといって並列化できるものって何?となってしまうし、情報の入力方法が事前に入力しておくぐらいしかないので厳しい戦いを強いられる。

FPGAが古いのかボタンのご機嫌がよくないのと、資源との戦いでつらくなってしまった。いかんせん先述のプロセッサ実験でよさげなFPGAを使っていたのもあってか、個人的にはあまり学びみはなかった……たぶんプロセッサ実験の後でなければ楽しかったかもしれない。

*1:小数点以下まで厳密に考えると2位だった気がする

2A以降の授業振り返るやつ

こんにちは。Repsterです。

Twitterだと流れていって後から見返したりするのに不便なのでブログに書きます。これが有用なのかはわからない。

「EEICの講義振り返るやつ」って書こうとしたけど、EEIC以外も取ってるので微妙なタイトルになった。ぽえーん。

電気系の時間割は 時間割|東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

 

1. 2A

月1 信号解析基礎

評価方法は出席と救済目的の中間レポート(授業のまとめプリントを自作する)と期末試験。

電気系には必須のフーリエ変換を扱っていろいろする講義。時間領域と周波数領域を行き来しながら、その関係性を学ぶのが主目的(たぶん)。

テストは易しいが、その分ちょっと間違えると点数が厳しくなる気がする。

クリスマスの講義が休講になってわふーいって思ってたら、イブに先生が「はらいっぱい」ってツイートしてて笑顔になった。

月2 ディジタル回路

評価方法は中間・期末試験(持込可)。

AND/ORなどの論理ゲートを用いてフリップフロップを作ったり、それらを駆使して何か機能を持った回路を作ったりする。アナログとディジタルの間ぐらいに位置する科目だが、個人的にプログラミング以上に「もの作ってる感覚」がある講義だった。教科書がわかりやすい。

中間試験は簡単なところが中心でほとんど全員満点近かったらしい。期末は乗算回路が出て難しかった。

先生がオタクなので、おたよりコーナーのオタク話が面白い。そこそこおたより採用された。

ところで、デジタルじゃなくてディジタルなのは、JIS規格に準拠してるっぽくて、技術系は「ディジタル」なことが多いらしい。

月3,4 電磁気学1,2

評価方法は中間・期末試験と、2の方は毎週の課題。

教養で何にもわかりみを得られなかった電磁気と再会。わかりみはそこそこ得られたが、やっぱりよくわからなかった。演習がある分、なんとなく電磁気が使えてる感じはあった。中間試験がすごい難しかった気がする。

後半の種村先生がすごくアンケート気にしてはったけど、そんなに気にしなくても十分面白いのでそのままでいいと思った。

あと、7号館4階はUTokyo-WiFiが届かないので違憲だと思います(大声)

火1 情報通信理論

評価方法は期末試験(持込可)。

情報の符号化とか誤り検出/訂正とか、いわゆる情報理論を学ぶ講義だが、先生の声と板書を誤り訂正しなければならないので、教科書は必須。

テストは難しくはないが、解けたと思った割に評価が渋かった。うーん。

火2 電気電子計測

評価方法は出席と毎週の課題と期末試験。

オペアンプや四端子法など、器具や計測法について学ぶ。教科書にそって解説されるが、右耳から左耳に抜けていくので何もわからなかった。実験でちょっと役に立ったので、必要な講義ではあると思う。

テストがほぼ説明問題で、しかも「ゆたかに説明せよ」と言われる。ちなみに、先生はゆたかではなくてあきら。

火3,4 電気回路理論第一

評価方法は出席と毎週の課題と中間・期末試験。

通称ロリ論。電気回路を扱う手法を学ぶ。電気系の花形という感じ(?)。前半は定常状態、後半は過渡状態についてが主だったような気がする。後半ではフーリエラプラス変換についても学ぶ。

中間試験がすごい難しくて電気系は厳しいところなのだなあというお気持ちになった。回路方程式とか忘れちゃってるので、復習しておくべきかなあ。

前半の藤本先生がEEICerの言う「マフィア」で、「鳳・テブナンの定理」のことを「テブナンの定理」というとアレされたり、電気系を破門にされたりする。柏で無線給電の電気自動車の研究をしてはる。ちなみに「鳳・テブナンの定理」の鳳先生は与謝野晶子の実兄で電気系の大先輩。

後半の小関先生はえらいノリが軽いのにお子さんがいてビビる。Twitterでたまに面白いツイートしてはる。

水2 プログラミング基礎演習

評価方法は毎週の演習課題と中間・期末レポート。

通称ぷよ基礎。前半はC、後半はPythonの基本的な使い方を学ぶ。全くプログラミングやったことないと厳しい気がするので、積極的にTAに聞こう。

レポートが実践的な題材で面白かった。主成分分析だったり独立成分分析だったり。特に後半は2つの写真が混ざった画像2つから元の写真を復元したりと、目に見えた形でプログラムが書けたので面白かった。期末終わってからもレポートに苦しめられた。出題文の書き方がちょっと分かりにくかったが、つよい人に聞いたらできた。

個人的には、Cは木3,4のソフトウェアに任せて、Python中心にしていいのでは?って思った。

どうでもいいんですが、未だにJupyter使ったことない。

水3 数理手法1

評価方法はレポート2回と期末試験(持込可)。

基礎統計をなんかした感じの講義。何か身についたかというとうーん……初回は741が埋まる程度にいるのに、最後の方は人がほぼいなくなる講義。途中のExcel演習はパソコン教室みたいな感じだった。

テストが通信機能なければ何でも持ち込み可で、過去問をまとめたすごいシケプリがあったので、シケプリの有無で点差が大きく開きそうな感じだった。というかシケプリあっても問題が多すぎて解ききれるわけがない。

あと、7号館3階はUTokyo-WiFiが届かないので違憲だと思います(大声)

水4 数学1D

評価方法は課題と期末試験。

なにしたっけ……常微分方程式とベクトル解析と変分法らしい。数弱なのでテストでお亡くなりになった記憶しかない。

先生の字がすごい「ょぅι゛ょ」みたいな字だったのと書き間違いがめっちゃあったのでかなしみの海に沈んだ。

あと、7号館3階はUTokyo-WiFiが届かないので違憲だと思います(大声)

木3,4 A1:ソフトウェア1、A2:ソフトウェア2

評価方法は毎週の課題と、1は期末試験。

ソフトウェア1はC言語の基礎をやっていく感じ。あんまり覚えてない。授業中に過去問解いて先生に「まあいけるでしょう」って言われたのに、テストが超難化して解けなくて笑った。教科書がK&Rなのはなぜ?(しかしブックオフで安く買える)。

ソフトウェア2は、Cで物理シミュレーションとかのちょっと実践よりのことをした。惑星の動きとか巡回セールスパーソン問題の近似解とか。Makefileとかもやって便利だなあって思った。

シケ対なのに特になにもしなかった。ゆるして。

金1 エネルギー工学

評価方法は出席と中間レポートと期末試験。

自然エネルギーを本格導入すると電力供給にどういうコストがかかるのかとかそういう話だったような……教養にありそうな感じの講義。社会の側から電気や送電を考える感じというのが適切かもしれない。

テストが1/5とかにあったのでかなしみにおぼれながら激混みの新幹線で東京に戻ってきた。遅くしてほしいってメール送るのが遅かったのでごめんなさい。でもそのときに私の名前何度も言うの公開処刑なのでやめてほしかったです。

金2 電子デバイス基礎

評価方法は後半の出席と期末試験(持込可)。

半導体がどういう仕組みで出来てるのかとそれを用いたMOS-FETがどう動くのかを学ぶ(?)。ちょっと半導体のことはよくわからないのであってるのかわからない。

前半の竹中先生はよく「重要な帰結が得られる」と言うので、重要な帰結がたくさんあった。後半の染谷先生は自分の板書をカメラで撮ってWebにあげてくれる。

金 3,4 電気電子数学演習

評価方法は講義中の発表と3回の試験(持込可)。

初回はなぜか自己紹介のタイムがあった。でも結局ここでは誰も覚えられなかった*1

ベクトル解析・常微分方程式複素関数論を扱う。各単元ごとに試験があるのでややありがたい。

講義は3クラスに分かれて行われる。先生によって早く終わったり終わらなかったりする。私は飯塚先生のクラスだったが、次回の内容を解説してくれるので数弱にはありがたかった。しかし、これ以降脳内で「ほう?」「それで?」という声が聞こえるようになった。つらい。初めは自分で書いて自分で解説する方針だったはずなのに、なぜか書いたら先生が解説してくれるようになった。

試験は講義で扱った問題からの出題とやや応用的な問題だったような気がする。過去問は配られた。

2. 3S

月1 制御工学第一

評価方法は期末試験。

いわゆる制御理論のうち、古典制御を中心に学ぶ講義。最後の2回分は現代制御のさわりを学ぶ。教科書として配布されるPDFがそこそこわかりやすかった。

伝達関数の零点や極の位置をフィードバックを考慮しつつどうのこうのする感じ。よくわかってない。代表的な設計方法にPID制御があるらしいが、講義中にPID制御と信長・秀吉・家康の類似点を述べ始めてテストにまで出たので笑った。

9時開始のテストなのに8:45ぐらいから始めた。過去問で見たことある問題だった(解けたわけではない)。

月2 アルゴリズム

評価方法はレポートと期末試験。

名前の通りアルゴリズムを学ぶ。頭を下げれば大丈夫アルゴリズムの花形(?)のソートからグラフ理論、ゲームの最善手、NP問題とかもやる。あと進振りアルゴリズムも扱う。

アルゴリズムを学ぼうと思って取ったはずなのに、あんまり聞いてなかったので反省している。黒板にちっちゃい文字でコード書き始めて、これlainで見たなあって思った。結構他学科から来てる人が多かったらしい。

テストは毎年出題範囲を変えてきてて、いまいち過去問解いてればなんとかなるというわけではなかった。かといって講義のPDFはわかりやすいわけではないし、やよいちゃん神シケプリはやや古いせいで一部しかないしでどうしようもなかった。難しくてかなしみにおぼれた。

火1 コンピュータアーキテクチャ

評価方法は出席とレポートと期末試験。

通称コンピュロ。過去問の解答に「コンピュロピュロアッキテクチョ!」って書かれてた。名前の通りコンピュータのアーキテクチャを学ぶ。CPUの内部の仕組みやメモリとキャッシュ・外部入出力装置との関係とかを学んだ。

講義を受けるたびに、本当にそんなことをハードウェアレベルで実装しているのか……と思って、人智のすばらしさに感服していた。でもテスト前に何も理解できてないことがわかって大変だった。講義の最後のDeeper Lectureが興味深かったりした。

レポートはアセンブラコピペ実装して、それを読ませて動くVerilogを作って実行する課題だったが、教科書の誤植が多くてつらかった。

テストは半分を新出題にすると言って不穏な空気になったが、蓋を開けてみれば教科書の章末問題そのままだったので謎の計算ミスしたけど解けた。テストの採点してて気になったのか、「こういう誤答が多かったので今一度コンピュータが理想通りに動かない可能性があることに気をつけて」というPDFを公開してて真面目な人だなあと思った。あと現代歌人協会の理事をしてはるらしい。

火2 信号処理工学

評価方法は出席と中間・期末試験。

フーリエ変換に始まり、DFT、FFTZ変換短時間フーリエ変換、ウェーブレット変換とか、その辺の信号を扱う感じのことを学んだ。そうなんやって感じで、いまいちピンときてない。うーん。なぜか数学と哲学を軽くdisっていくけど、あれはなんなんだろう……

中間試験は風邪をひいてつらかった記憶しかない。期末試験は某アトリエシケプリとかを駆使していい感じに乗り切った。でもわかりみは生えなかった。

あと、2限をナチュラルに延長するのは食堂が死ぬのでやめてもらいたいです。お願いします(懇願)。

水2 数学2G(数学2Dの講義のみ)

評価方法は期末試験で、2Dの方は救済として演習の課題があるらしい(?)

内容は複素関数、特殊関数(Γ、β、ζ)、フーリエ変換偏微分方程式あたり。複素関数のわかりみがちょっと生えた。フーリエは電気系の常識。特殊関数はなに?

数学の講義らしい感じで進んで、講義では課題は出ないので教室はすごい空いてる。配布されてるPDFがすばらしいからしかたないね。

テストは過去問がほぼそのまま出たりしてるのでそこまで難しくなかった。たまに難しいの出ててこわかった。

ところで、裏番組で理情の統計的機械学習を取ってる人が多かった感じがするけど、そこそこしんどそうだった。その分実装が多そうで学びみは得られそうな感じがした(ほんまか?)

水3 統計的機械学習

評価方法は出席と期末試験。

ロジスティック回帰、KNN、SVMなど、統計の基礎的なところを中心に学ぶ。基礎的なところしかやってなくてゴミってつよい人が言ってた(私は統計も機械学習もよわよわなのでわからない)。

Rを使って学んだ内容を実装してみる時間があるが、スライドのコードをそのまま写してたしかに〜って言うだけなので、Rがなにもわからなかった。統計もわからなかった。もっとちゃんと受ければよかったかなあと思っている。

昨年度から始まった講義なのに、昨年のシケ対によるシケプリが力作でありがたかった。でも解けないものは解けない。

一応出席があるので出席率は高めだが、なぜか教室の後ろの方に地面に座る人がいたらしい。ちょっとなに言ってるかわからない。

木1 ネットワーク工学概論

評価方法はレポート2回と期末試験。

通称ネト工orねっとり。ネットワークがどういう風にできてるのかを解説してくれるのかと思いきや、急に理論になったり急に実用になったり急にdisり始めたり、ちょっとよくわからなかった。これがネットのカオスってやつですか?スライドが芸術というかコメディというか、細かなところでツッコミどころがたくさんある。

講義の内容とテストが関連してるのかしてないのかよくわからない。いちおう関連してるみたいだけど、講義でもスライドでも理解できないので、結局過去問暗記して、あとは自分の知ってる知識でなんとかしたテストだった。

2限の死生学のテストと若干時間被ってるので早めに試験してくれるって言ってたのに、結局開始時刻が同じで時間が足りませんでした。かなしみ。

あと、先生はWIDEプロジェクトの一員で、日本にインターネット引いたメンバーの1人だったらしい。すごい。

木2 死生学概論(文学部)

評価方法は出席としてのリアクションペーパーと期末試験。

オムニバス形式で、哲学寄りの人から臨床死生学の人まで様々だった。万葉集から死生観を考えたり、古代ギリシャのお墓事情を調べたり、はたまた現代の終末期医療がどうあるべきか考えたり、結構なんでもありで面白かった。

チューブに繋がれて死になくないなあと改めて思った。

テストが「私大の社会みたいな感じ」と言われたが、受けたことないのでわからないなあと言いつつ特攻したら、そこそこ細かいところまで聞かれてきびしかった。

ちなみにEEICの電気回路理論第二の方は雑談が面白そうだった。

木6 電気電子情報工学倫理

評価方法は出席(?)

8回ぐらい開催されるうち6回ぐらい感想文を書いて提出すれば単位がもらえるらしい(詳しい回数は忘れた)。全出席したのに書くのめんどくさくて1回出さなかった。成績に差がつけられるのかよくわからない。

法文1号館の大教室に工学部のオタクが収容されてお話を聞く。人が多いのと法文はUTokyo-WiFiが弱いので、頻繁にインターネットが切れて人権がなかった。工学部2号館の1階でやってほしかった。

オムニバスで毎週来る人が変わるが、話が面白い人と面白くない人がいるぞい。IPAのネットセキュリティの話は一般向けで、工学部の人にそれを言うのはちょっと違うのでは?って思った。

木5がなかったので、ご飯食べに行くのが楽しかった。

金2 ハードウェア設計論

評価方法は出席と期末試験。

前後半で先生が変わるタイプの講義。

前半はVerilogを学ぶ。でも学科長が賢すぎるのか、なにもわからなかった。Cライクなのにハードよりな記述なので不思議な言語だなあと思った。

後半はディジタル回路の延長な感じで、どう演算機を用いたら演算を早く終えられるかみたいなことを考えた。授業行けないからと急に中間試験したり、普通なら休みなはずなのに急に講義したり、スクリーン2枚の間のわずかな黒板にメモ書いたり、カオスが展開された。講義も雑談メインという感じで、あんまり聞いてなかったけどちゃんと聞けば面白かったかもしれない。

テストは後半の方をちゃんと解いて、学科長の方をなんとかする感じ。

金3 美的芸術学特殊講義1(文学部)

評価方法は期末レポートと出席。

特殊講義なので、たぶん今年だけの開講な気がする。

ハルヒが大好きな教授がエンドレスエイトについて長々とお話する講義。教授の『エンドレスエイトの驚愕』がベースで、そこに盛り込めなかった話とかもしてはった。

分析美学の人なので社会批判とか一切せずエンドレスエイトについて語り続けてて、やべえ人だと思った。エンドレスエイトは芸術的にかなりすごいらしい。

分析美学の科学的手法に慣れてないだけかもしれないが、なんとなく納得できない点があってちょっともやもやしている。

レポートは鳩羽つぐについて書いた。講義に無理やり繋げたのでかなり構成が汚くなって泣いた。

月火木3,4 電気電子情報実験・演習第一

幾多のEEIC民を地獄に突き落とし、生活を崩壊せしめた諸悪の根源。可及的速やかに討ち滅ぼされなければならない。

というのはさておき、P1実験を除けば実験自体はそこまでつらくはない。いやテキスト間違ってたりしてつらいけど。基本的に16時までには終わるし、なんとなく2A3Sでやってたことの意味がわかったりはしたし、IP電話作るのにいろいろ調べたりして学びみがあった。P1実験が異様につらいのは、P実験の洗礼なので頑張って耐えよう。

レポートはつらい。総合レポートがつらい。E2がとびぬけてしんどいのとA2もそこそこしんどい。考察だけなら前日に死にながら書けばなんとかなるけど、総合を前日に始めると全てが終わる(レポートは終わらない)。

P実験だけは3S中に一部返ってくるが、指摘が「グラフで黄色は見にくい」「グラフの字が小さくて見にくい」などで、あんまり内容に触れられていなかった。どこで成績評価されてるんだろう…

あとTeXの画像の挿入位置がちょっとよくわからなかった。

金曜午後 企業見学(おまけ)

日立とNECに行った。楽しかった。日立はバスで行ったので完全に遠足のそれだった。電力やロボットなど、どちらかというと電電よりな感じがした。でも情報系を見に行って面白いかと言われるとそれってただのオフィス見学じゃんってなるから仕方ないか。

見学後の懇親会で企業の人のお話が聞けるのは面白かった。学科長は賢すぎるので、わからない人のわからないポイントがわからないらしい。ところで、日立ではぽしゅしが一瞬でなくなったしNECでは全てが一瞬でなくなった。

3. 3A

月1 計算論

評価方法は試験。

チューリングマシン帰納関数、ラムダ計算の3つから計算を論する。工学部というより理学部っぽさがある理論的な講義。hsgw先生が理学部出身だからというのもある(?)。人類の叡智を感じる(理解してない)。めちゃめちゃ範囲が広い。

テストを毎年公開してくれているのはうれしいけど、そのせいで試験問題の難易度がややインフレ気味で作るのがしんどいらしい。それでも講義の内容をほぼそのまま聞く問題が数問出るので頑張って解くのと、あと応用的な問題を頑張って解く感じだった。

hsgw先生は別に計算論を研究しているわけではない(本人の念押し)。90分授業にするなら早く終わるより遅く始めてほしいなあという感想。

月2 映像メディア工学

評価方法は試験と、後半の出席(?)。

画像の扱い方に関する講義だが、ymsk先生パートは完全にディープラーニング入門のそれ。概論という感じだけど、フィルタ・カメラまわりのわかりみがよく生えた。CV実験のTA曰くこの講義の教科書は良書らしい。テストは傾向があまり読めない。

シケ対だったのだけど、17年度の過去問で学籍番号によって解答が異なる問題が出たので解答例が怒濤の47ページになった。Pythonが計算して表をつくってくれたのでそんなに大変ではなかった。あと問題と解答欄が同じ紙なのはシケ対がしんどいからやめてくり~

火1 オペレーティングシステム

評価方法は演習と期末試験(たぶん)。

今期一番ためになった講義のひとつ。扱ったのは主にスケジューリング、仮想記憶、競合状態、権限。並行してLinuxカーネル勉強会をしていたけど、それと扱う内容が被っていたところがあったので、2重に学べてよかった。実際にいろいろコマンドや検証コードを実行してその結果を見せてくれるのでなるほどなあになれる。急にこのコードではよくない理由を学生に聞き始めるが、誰も答えないので微妙な空気になってしまう。あとEmacsをバリバリ使いこなしているのですごい。M-x shell使いにくいと思うんだけど普通に使ってた。

テストの凝り方が異常。テンションがおかしい。なぜかシス管系女子のステマ(ダイマ?)をされる。2012年度は本当にヤバい。チコちゃんに叱られた。範囲はさほど広くはないが普通に難しい。もしかしたらテストではなくて発表で単位を取る方が賢明かもしれない(これできるんだよね?)。

火2 哲学特殊講義2(文学部)

今期一番よくわからなかった講義。未履修聴講。

これから生まれてくる者と死者は非存在対象なのに、存在するかのような語りをされるのはなぜか、彼らをどう位置づけるのか、また、死が悪なのはなぜかについて分析哲学的な文脈で考える講義、だと思う。「丸い四角屋根」とか「穴」、フィクションの登場人物などの、存在するように言われるけども実際には存在していないような対象について考えるところから始まったのはいいのだけど、先生の話し方がすごい軽いわりに語っていることが難しくてわかったようなわからないような感じで哲学になった。よくわからなかったけど、考え方が新鮮で楽しかった。

水2 ヒューマンインターフェース

評価方法は出席と期末試験。

人間の知覚(特に視覚)や周辺分野の歴史、(心理学的な)評価の仕方などについて、広く浅くという感じで学んだ。それなりに学ぶものがあって楽しかった(小学生並みの感想)。

出席のときにアンケートみたいなのがあってそれなりに答えにくいのに、直後に講義始めるのでオイオイオイになれる。テストは過学習が出来るタイプ(過学習不足で解けなかったのがあるので泣いてる)。

木2 分散システム

評価方法は期末試験。

2017年度に開講された新講義。名前の通り、処理を分散させたりデータを分散させていろいろ嬉しくなるけど、それどうやって管理したら上手くいくの?って感じのことを学ぶ。この設計が出来ると年収1000万円ぐらいいけるらしい(といってる教員が大学に残ってるのはなぜ?)。

なぜか板書でやるけど無限に絵描いてるしスライドの方がいいなあって思った。しかもそれで早く終わるので内容があんまりないよう。ノートが某所にあるので印刷して変わったところ(少し)を書き込むのが一番よかった。

テストはノートの使い回し具合から同じの出るのでは予想が一部で起こったが、過去問と一部同じだったものの、普通のテストだった。

木5 メディアコンテンツ特別講義2

評価方法は出席と出席時の感想、期末レポート。

オムニバス形式で毎回異なる方が東大に限らず様々なところ(本当に様々)からいらっしゃる。先生の独断(?)なのか年によって語り手が違うようだが、今年は研究に限らずワークショップや技術プロジェクト支援のようなやや企業寄りなものもあった。

毎回面白かったが、特に印象的だった方を書いておくと、文字オタクとしか言いようがない内田誠一さん、VR・視線推定などの技術でアスリートのパフォーマンスを測る柏野牧夫さん、言語をべき則の観点から考えていく田中久美子さんの3者が印象的だった。

金1 言語音声処理工学

評価方法は出席と期末試験(撤退)。

興味はある分野なのになんとなくつらくなってしまって撤退してしまった。撤退してしまったのであまりよく覚えてないのだけど、隠れマルコフモデル形態素分析Deep Learningで言語処理みたいなところを学んだ。教科書が今年度に改訂になってDeep Learningを大きく扱うことになったらしい。

あまり書けない。

金2 電子情報機器学

評価方法はデバイス作成(優確定)or期末レポート。

講義があるけど、役に立つかって言われるとよくわからない。後半になって相談会があるけど、まだ何も作ってないので相談することがわからなくて作業時間になった。

バイスなにもわからないマンなのでサーバ側でPythonのコード動かすマンになった。相方がつよつよなのでデバイスが出来てた。ガワは適当にその辺にあったアクリルとスペーサで棚にしたらかっこよくなったのでええや~んになった。

得られた知見としては、圧力センサで正確に重さを量るのは無理。ロードセルを使おう。あと防水にするのは無理。

あとICカードかざしたときに震えるデバイスを作ろうとして、13号館の読み取り機を動作不能にしたグループがあったのでそういうのを作るときは気をつけてください。

金5 哲学概論2(文学部)

評価方法は期末レポート。

哲学科の必修なだけあって初めは哲学とはなんぞやというところから始まり、近代哲学としてのデカルト、そしてデカルトを乗り越えようとしたニーチェ現象学フッサールハイデガーメルロ=ポンティを扱った。

教授がフッサールの研究をしているのでフッサールの話が詳しくてめちゃくちゃ面白かった。よくよく考えてみれば哲学をちゃんと講義で学んだの初めてだったかもしれない。

月火木3,4 電気電子情報実験・演習第二

前期実験に比べると興味あることだったので楽しかった。

CVGL実験はもっといいテーマで作りたかったかもなあとは思った。マイクロプロセッサ実験は有志がドキュメント作成しているらしいので震えて眠れ!システムエレクトロニクス実験はハードウェアの特性を考えて実装するけど、マイクロプロセッサ実験のあとにやってしまうとFPGAが古くなってしまうのでうーんみを感じてしまった。

5日実験より10日実験の方がしっかり取り組める(?)ので学びみはある気がした。

4. 4S

火2 通信網工学

評価方法は期末試験。

待ち行列Ethernet/無線LANプロトコルトラフィック量など、通信に関するあれこれを扱う。ネットワーク的なものの泥臭い部分(失礼?)という感じがした。

出席がないのと資料が配布されているからか、出席率は非常に低い。でもあの資料はタイトルだけで中身の説明がなかったりするところが多々見られるので、ちゃんと出席してメモを取ろう。テストは難しい。過去問の解答作ってTwitterにアップしていたけども、あまり過去問をそのまま出す先生ではないので、厳しい戦いを強いられた。資料に出てきた単語を調べておくと吉かもしれない。あと第1問の計算が難しくてえっっっ??????ってなった。出題ミスらしい。

火3 情報セキュリティ

評価方法は期末試験。

セキュリティとはといったざっくりしたところから、RSA暗号/署名やTor、ブロックチェーンまで、セキュリティについて幅広く学ぶ。

昨年度まではスライド配布講義だったが、今年度から教科書ができたので教科書が必要になった。先輩に言えばもらえそう…講義はスライド1枚について15分以上しゃべる(寄り道もする)という語り中心の講義で人が少ない。普段はすっかすかなのにテストのときに席が足りなくなる。テストは過去問と教科書の章末問題そのままという感じだった。一度なぜかお子さん(お孫さん?)を連れてきて講義したことがあった。お子さん最前受講で寝てたり、途中で先生とトイレ行ってトイレ模様をマイクで聞くなどハプニングがたくさんあった。

火5 電気系特別講義第二

お話聴く講義その1。評価方法は毎回講義終わりに提出する感想レポート。

お話を聞いて感想を書くだけで単位がもらえる丸A科目の中ではお得講義だが、1単位しかないのがかなしみ。でも(後述の)メディコンと組み合わせると2単位になって、期末が楽になるのでマジでおすすめ。

今期はお話を聴く講義を3つ取ったのだけど、それぞれ雰囲気が全然違ったので面白かった。この講義はどちらかというと官庁やNTT、電力会社など、社会のインフラ寄りの人が多めで、ムーンショットやゲームチェンジ、Society5.0みたいな国・大企業の上の方の雰囲気を感じることができた。あと官庁独特の情報詰め込みスライドに少し慣れることができた。いろいろなところがそれぞれ国をよくしようとしているのだなあと感じることができたけれども、AI/5G/IoT関連の話をよく聞いたので、やはりその辺に希望を感じているのだなあと思った(小並感)。

水3 技術とコンテンツ(工学部機械)

お話聴く講義その2。評価方法は期末レポート(ゆるめ)。

こちらは、実際にものを作っているクリエイターの人が中心だった。昨年度AC部が来て話題になってた講義。今年はそんなことはなかったが、有馬トモユキさんとかシブサワ・コウさんとかのお話を聞くことができた。建築寄りの空間デザインや食べ物、印刷技術など、コンテンツだけでなく実物があることに重きを置く人が多めな印象で、非常に面白かった。個人的には銀座伊東屋の店舗リニューアルの話と、印刷技術の話が印象的だった。昔ゲームを作ったりしていたので、コーエーテクモゲームエンジンの話が面白かったけど、普通に宣伝して帰っていったので笑った。

結局レポートは出さなかったのだけど、感想をA4に3-5枚でいいので単位は取りやすそう。ところで人気講義なのに212でやるの狭くないですか?

金3 美的芸術学特殊講義1(文学部)

評価方法は期末試験。

毎年内容が変わるらしい。去年単位取っちゃってるので単位認定されるのかはよくわからない。今年はデジタルゲームの話で、デジタルゲームを考察する上で必要な概念をさらいつつ、没入(immersion)とはなんぞや?というところがメインだった。

デジタルゲームというところから、メディアの側面に着目してメディア論に行ったり、インターフェースの話に行ったり、ゲーム内で利用されている錯視・アフォーダンスに行ったり、かといえばゲーム内でゲームをすることを歴史的に見たり、男性が女性アバターを使うとはどういうことか考えたり、なんでもあり感が楽しかった。

あと、娘さんがスーパーマリオオデッセイの2Dステージが苦手だから先生がやってあげるという家庭事情が知れたので萌えです。

金6 メディアコンテンツ特別講義1

お話を聴く講義その3。評価方法は次回講義で提出する感想レポート。

丸A1単位だが、電気系特別講義第二と合わせて2単位になる。

この講義はIT企業のCTOなどの技術の人が中心で、(AIが多めだったけれども)技術的な話が聴けた。今ホットな企業の人が話してくれる。CTOの人、なぜかオタクの雰囲気がある人が多い。個人的には、WeatherNewsの天気予報にユーザからの大量の情報を使う話、MSのFPGA導入の話、AkamaiのルーティングとDDoSの話が面白かった。技術中心なので、ある程度知っている技術の話になるととても面白いけど、それ以外はそうなのかって感想になりがち。そのせいか質疑もあまり活発ではなかったのが残念。

あとなぜか急にキンコン西野。オンラインサロンというと怪しいけど、その人への信頼や期待をお金に換えているという意味では、やってることpixivFANBOXと同じでは?という気になった。知名度よりも信頼が重要な時代であるというのはずっと感じていることだなあと思った。

5. 4A

なにも取らなかった。おわり。

*1:18erはツイのオタクだけでコンパしたりしてたのでそこで特定した。

EEIC

こんにちは。レポートがヤバいし期末試験もヤバいRepsterです。ブログ書いてる場合ではない。

 

進振り第1段階の死亡速報志望速報が出たらしいですね。平均点制度になったからか、去年底割れしてた電電もめでたく志望者が増えて底割れしなさそう、という話を見ました。

ということで、EEICってどういうところなのか、ネガキャン個人的な意見を交えつつ書いていこうと思います。

 

ところで、別の学科民が書いたブログもどうぞ。

EEIC@2Aの生活を振り返る その1 - よもぎのメモ帳

 

1. EEICってなに?

EEICとは、工学部の電子情報工学科と電気電子工学科の2学科を合わせたものの総称で、別名「電気系」とも言われます。

EEICはホームページの左上にもあるように、Department of Electrical and Electronic / Information and Communication Engineeringの頭文字を取ってEEICとなっています。

 

歴史が古いらしいけどよく知らないので、その辺はパンフレットとかの方が詳しそう知らんけど。

 

2. EEICってなに勉強するの?

進振りでは電子情報工学科と電気電子工学科の2学科に分かれてはいますが、入ってしまえばほぼ一緒のカリキュラムです。

厳密には、3Sのコース選択で選べるコースが違うぐらいで、研究室配属は学科をまたいでもOKと、なんで2学科に分かれてるのか私もよくわかりません。なんで?

 

なんか、授業の初めと終わりに起立礼する。でもしない先生もいる。なんで?

 

情報の講義では、プログラミング演習やアルゴリズム、CPUの仕組みとか、情報系といえばこうだよねみたいな講義がある。でも3Sになると全然プログラム書かなくなった。なんで?

 

電気の講義では、前期課程で何も分からなかった電磁気の復習に始まり、回路にまつわるあれこれ、送電にまつわるあれこれとか、電気だなあって感じ。私は情報系の人間なので電気とかよく分からない。電気って何?

本郷には100万ボルト出せる高電圧設備があるっぽくて*1、なかなかお目にかかれないんじゃないかと思う。

 

というか、情報なのか電気なのかよくわからない講義もたくさんある。ハードウェア設計とか、プログラム書いて回路組んでハードウェア作る。Verilogはわからない。

 

……ていうか、普通に時間割が公開されてるので、たぶんそっち見る方が数倍分かりやすい。時間割|東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

地味に何も書かれてないけど、赤いマスになってるのが必修で、水色が工学部共通科目(他学科と混ざって講義がある)。

 

とはいっても、平均点制度になったとはいえそんなに多くは切れなくて、2Aは週17コマは取る気はする。

 

3. EEICってどう?

正直つらいけど楽しい。

 

2Aは課題が、3Sは実験レポートが次々出て、わんこそば状態で正直つらい。

でも、同期や先輩の課題の解答例が学科のサーバーに上がったりしてて、めっちゃありがたい。過去問もいっぱいあるし。EEICの†助け合いの精神†最高。

 

少なくともうちの学年はツイッタラーも多くて、適当なことつぶやけば反応あるし、質問すれば教えてくれるし、めっちゃありがたい。いつも黄色いアヒルがうるさくてごめんね。

 

先生も個性的な人が多くて、授業スライドにアニメのキャプチャ貼るクソコスプレ*2オタクだったり、現代歌人協会の理事やってたり、息を吐くようにあらゆる方向にバカと言ってたり、鳳・テブナンの定理忘れた学生ぶっ殺したり、すごい軽いノリなのにお子さんがいたり。

eeic教授bot (@bot_eeic) | Twitter を見てたらなんとなく先生の雰囲気が分かるかもしれない(?)

先生もTwitterやってる人多くて、Slackに教員のツイートを自動で載せるチャンネルができた。微妙に登録されてるのが4人ぐらいしかいないから増やしたいけど、あれどうやって増やすの?

 

質問すればちゃんと教えてくれはるし、雑談する人も多いし、先生との距離は基本的に近い。何言ってるか分からない人もいるけど。

 

4. 結局EEICはブラックなの?

いや、たぶん普通、たぶん。

合計点制度がなくなって平均点制度になったし、他学部・他学科の講義も特に申請しなくても卒業単位に換算されるので、私みたいに文学部にお邪魔するのもできる。

 

というか、そもそも工学部がブラック気質なので、たぶん工学部では平均的なブラックさになったんじゃないかなあ。機械・電気・建築はどの大学でもしんどいって聞くし。

 

実験自体は大抵早めに終わる*3けど、実験レポートは早めに書き始めないとマジで終わらない。毎回前日(狭義当日)に泣きながら書いてる。スケジュール管理が最高に下手。なんでレポートあるのにこんなブログ書いてるの?前期教養の実験とかいうのと全然レベルが違うことやるし、実験中にスマホで調べたりPCでグラフ作ったりできるのでその点は楽しい。ただしレポートはゴミ。ゴミはゴミ箱へ。

3Sの実験は回路組んで周波数特性調べたり、よくわからない機械で謎の発光現象見たり、PCで電話作ったりする。3Aの実験は自分で選べるのでいろいろ。

 

そのほかいろいろ

2Aの専門課程は駒場のみ。メインの11号館が"絶対お尻破壊するマン(椅子)"なので、お尻に厳しい。

3年以降は本郷の工学部2号館で講義があって、椅子は座りやすくなったし、Wi-Fiは最強だし、お隣の3号館には大正義ローソンストア100があるし、学科の控室はあるし、環境的にはいい方だと思う。

 

疲れたから今日はここまで。気づいたら追記する。(しかしこれは罠で結局めんどくさくて追記しない)

*1:五月祭で高電圧実験として展示してた

*2:これは褒め言葉のつもり

*3:P実験の洗礼を除けば。

『ポプテピピック』

このエントリは、『ボーカロイド音楽論』(通称: ぱてゼミ)のレポートとして書いたものをはてなブログで公開するために少々手を加えたものである。

 

2018年冬アニメの中でも、特に(変な方向で)話題を呼んでいる大川ぶくぶポプテピピック』について、講義での議論を基に分析を行いたい*1
念のため作品の説明をしておこう。『ポプテピピック』とは、竹書房にてWeb連載されている漫画およびTOKYO MXほかで放送されているアニメであり、ブラックユーモアやパロディを多く含んだ独特な作風で知られている。主な登場人物は、金髪ツインテールの背の低いポプ子と、リボンを付けた長髪の背の高いピピ美の2人である。というか見た方が早い。

*1:以下、単に『ポプテピピック』という場合にはアニメの方を指す

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YouTubeとニコニコ動画

はいどうも!バーチャルはてなブロガーのRepsterです!

ブログ書いても1銭にもならない!世の中、世知辛いのじゃーーーー!

 

……

おはよー!こんにちは。毎日輝夜月ちゃんの動画を見ているRepsterです。

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『ブレンド・S』

こんにちは。更新頻度から目を背けているRespterです。

今日は『ブレンド・S』について書きます。

 

この作品は喫茶店日常系とでも言うべき作品であるが、喫茶店で接客する5人がそれぞれの「属性」に従ったキャラを演じるという(メイド喫茶的な)設定になっており、その属性はそれぞれ

の5つである*1

ここで着目するべきはこれらの属性が、基本的にそのキャラクターの見た目、正確には見た目の萌え属性*2、に由来していることである。

 

主人公の場合がいまいち分かりにくいのがアレなのだが、金髪ツインテールを見たらなんとなくツンデレが組み合わされそうだと思ってしまうことはないだろうか。見た目がロリならば妹キャラだろうと思ってしまうことはないだろうか。

この作品では、そういう先入観を持って見たときに抱きがちなイメージは、あくまでも喫茶店で"演じている"キャラに押し込められていて、接客以外でのキャラクターは全く別なイメージを抱かせるように描写されている。

すなわち『ブレンド・S』は、(オタクであれば容易に想像できる)過去のオタク系作品によって作られてきた「テンプレ」を意図的に利用しつつも、あくまでも"演じた"キャラであるとして「テンプレ」からあえて逸脱しようとする作品であると言えるだろう。

 

5人の演じるキャラは萌え要素としてはよくあるキャラ設定で、その設定を文字で見ただけである程度萌えを感じる人がいてもおかしくはないだろう。ならばそのキャラを喫茶店で演じれば、お客さんが喜んでくれることは約束されている。

ということはすなわち「そういうキャラを出しておけば、作品が売れるでしょ?」ということでもあるのではないか。

いや、オタク文化全般においてそういう「売る」ためのキャラ設定が行われているように私には思われるが、そういうキャラ設定をあくまでも"演じている"とする『ブレンド・S』は、そういう風潮に対するアンチテーゼとなっているのではないだろうか。つまり、今のオタク文化のキャラ萌えドリブンな消費に対する冷ややかな批判とも取れるのではないか。

しかしながら、この作品はこのような安易なキャラ萌え批判が読み取れる割に、安易なキャラ萌えに支配された日常系という形で発表されているのが非常に面白いところである。

 

麻冬さんの誕生日に『ブレンド・S』について更新するというやつやって満足しています。おわり。

*1:本当はキャラ論を詳しく掘り下げるべきであるが、めんどくさいので省略

*2:言い方が古い気もする

『ダイアローグは眠れない』

こんにちは。Repsterです。

唐突だが、駒場演劇を見たことはあるだろうか。1号館前の広場でよく立看板が置かれているのを見たことがある人は多いと思うが、実際に観に行ったことがあるという人はあまりいないと思う。

今回は、その駒場演劇について書こうと思う。

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